沈黙の研究

スティーブン・セガールの沈黙シリーズのことだけ書きます

沈黙の啓示

基本情報

米タイトル

True Justice
S1, EP3 Black Magic
S1, EP4 Dark Vengeance

日タイトル

沈黙の啓示

S・セガール劇場
第3話:沈黙の啓示
第4話:沈黙のピエロ

米コピー

Some lines should never be crossed.

日コピー

最強オヤジvs最凶連続殺人鬼!

米公開日

S1, EP3:2011/7/20
S1, EP4:2011/7/27

日公開日

2011/8/2

S・セガール劇場
第3話:2015/1/7
第4話:2015/1/8

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

セガール率いるシアトル警察特別捜査隊(SIU)が、犯罪者たちをやっつける。

主人公

  • 名前:イライジャ・ケイン
  • 職業:シアトル警察特別捜査隊(SIU)
  • シアトル警察特別捜査隊で部下4人を率いる隊長。射撃の名手かつ武術の達人。

感想

前作の麻薬事件は完結し、新たにストリッパー猟奇殺人事件が発生。サラがストリップダンサーに扮して潜入捜査するのですが、眼福のセクシー衣装とポールダンスが素晴らしいです。なんでも、学生時代に学費を稼ぐためにバイトしていたのだとか。いい子じゃないですか!サラは第1話で、パトカーに警官服で初出勤したら、セガールに「俺たちは秘密捜査官だから、私服で来い」と怒られるも、現場ではセガールがどでかい警官バッジを堂々と首から下げていて、怒られ損に続くおいしい役でした。ストリップ劇場には、もちろん、セガールも同行し、オネーチャンたちと楽しみます。そして、事件解決後はギターを披露してしまう趣味全開のセガールなのでした。これも自身の発案なのでしょうね。あと、殺人事件に黒魔術が絡むのですが、ファンには「沈黙の聖戦」の呪術対決が思い起こされ、セガールの呪いへの思い入れの強さを感じずにはいられませんでした。アクションは、上半身の収まったカットのものが結構あり、自身でアクションしているのが確認できました。まあ、捌き技メインで、あまり動きはしませんけどね。

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アイテム

沈黙の宿命

基本情報

米タイトル

True Justice
S1, EP1 Deadly Crossing
S1, EP2 From Russia with Drugs

日タイトル

沈黙の宿命

S・セガール劇場
第1話:沈黙の宿命
第2話:沈黙の美女

米コピー

Some lines should never be crossed.

日コピー

なんて漢だ!ついに、オヤジによる最強チーム結成。

米公開日

S1, EP1:2011/7/6
S1, EP2:2011/7/13

日公開日

2011/7/2

S・セガール劇場
第1話:2015/1/5
第2話:2015/1/6

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

セガール率いるシアトル警察特別捜査隊(SIU)が、犯罪者たちをやっつける。

主人公

  • 名前:イライジャ・ケイン
  • 職業:シアトル警察特別捜査隊(SIU)
  • シアトル警察特別捜査隊で部下4人を率いる隊長。射撃の名手かつ武術の達人。

感想

今作から、海外ドラマの2話分を1作品の沈黙シリーズにしてビデオ発売するという暴挙に、作品数が一挙に激増してしまいましたが、当然、全て追っていきます。初回の今作は、麻薬犯罪と殺人事件を追っていくのですが、部下が捜査、犯人が逃げる、逃げた先にはセガールがいて、鉄拳制裁という、セガールがおいしいところだけをかっさらっていくという演出が見事でした。さらに、最後、美女を抱くというやりたい放題ぶり。テレビ放映時に「セガールの、セガールによる、セガールのための海外ドラマ!」と紹介されているのですが、まさにそのとおりでした。でも、ちゃんとアクションはあるし、部下もそこそこ活躍しているので、ドラマならではのバランスの良さがいい感じだったりします。部下は、シアトル警察の頭脳:メイソン、熱血漢:ラトナー、タフな美女:ジュリエット、期待の新人:サラの4人なのですが、それぞれキャラ立ちしていて、面白いです。ただ、今回は、ワルを捕まえて、捜査に協力させて、別のワルを捕まえての繰り返しで、テンポはよかったものの、ドラマ的な要素は全くなかったので、今後、そういうのがあると普通に面白くなると思うんだけれど、あるのかなあ。セガールだからやらないかも。どう展開していくか期待と不安が入り混じります。

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アイテム

沈黙の復讐

基本情報

米タイトル

Born to Raise Hell

日タイトル

沈黙の復讐

米コピー

A duty project. A hunt for vengeance.

日コピー

"沈黙"シリーズ最新作!麻薬組織に仲間を殺された捜査官の壮絶なリベンジが始まる!!

米公開日

2011/4/19

日公開日

2010/12/11

監督

ラウロ・チャートランド

あらすじ

国際麻薬捜査部隊員が部下を殺され、麻薬売人に復讐する。

主人公

  • 名前:ボビー
  • 職業:IDTF(International Drug Task Force) 国際麻薬捜査部隊隊員
  • 9.11後にテロリストの財源にもなっている麻薬を根絶するために創設されたIDTFの隊員のリーダー。部下の安全確認ミスを、叱責するなど、責任感が強く、厳しい男。娘のように若い恋人がいて、今回も、物語にまるで必要性のないラブシーンがあります。

感想

麻薬組織のボスは妻を殺された復讐、セガールは部下を殺された復讐で、ターゲットが同じだったので、一緒にやっつけようという展開になるんですが、麻薬捜査官と麻薬組織が手を組むのは、アリなんでしょうか?今作は自ら脚本も担当しているのですが、セガールの世界観が見事に炸裂していますね。さらに、最後「お前は男だ」とお互いを褒め合い、強引に大団円。分かりやすく、ツッコミ所をきちんと押さえた構成はシリーズの中では良作と云えるでしょう。タイトルの「復讐」も話の内容とは、まあ、合っています。 アクションは、カット割が多く、今作もごまかしているようでした。また、スローモーションを取り入れ、敵のダメージを強調する演出はよく出来ていました。銃撃戦が多いのですが、最後、黒幕相手には敢えて銃を置き、安定のセガール拳で、今回も無傷でした。

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沈黙の鉄拳

 

基本情報

米タイトル

  A Dangerous Man  

日タイトル

  沈黙の鉄拳  

米コピー

  Dandy! Dynamite!! Dangerous!!!  

日コピー

  オヤジだって、3D!?  

米公開日

  2010/2/9  

日公開日

  2010/4/10  

監督

  キオニ・ワックスマン  

あらすじ

  元特殊部隊の男がチャイニーズマフィアを壊滅させる。  

主人公

  • 名前:シェーン・ダニエルズ
  • 職業:無職(元陸軍特殊部隊)
  • 暴漢に襲われる妻を助けるも、その犯人が他の何者かにより殺害され、冤罪で6年間、刑務所に。冤罪は晴れるのですが、その間に妻からは離婚を告げられ、自暴自棄になってしまいます。あのセガールが自暴自棄になったら、どんなに恐ろしいだろうかと期待しましたら、特別な演技も展開もないのでした。その非情すぎる奥さんを想う回想シーンが、全て裸で「想い出それだけ?」と愕然としました。やはり、セガールは自分の映画におっぱいを出すのが好きです。  

    感想

      セガールが偶然助けた中国人の娘の叔父をチャイニーズマフィアから助け出すのですが、そこに偶然出合ったロシアンマフィア、悪徳警官が絡んできて、だんだん面倒な展開になります。セガールいわく「ギャングにも誇りはあり、正義のあるべきところにも腐敗はある。それは人生のように曖昧なもので、リアリティがある」と脚本をお気に入りのようなんですが、セガール映画にそんなことは、まあどうでもよいわけです。だけれども、割と破綻の少ない物語とほどほどのセガール拳があり、シリーズの中ではまあ見れるほうです。コピーの3D(Dandy! Dynamite!! Dangerous!!!)は「アバター」ブームに乗っかってきましたが、いつか、セガール拳を3Dで楽しめる日が来るのでしょうか。
    アクションのほうは、パンチ、投げなどいつもより細かい部分に早回しを入れた高速セガール拳を見ることが出来ます。R-15なので、敵はボコボコ、血まみれなのですが、暗いシーンとカメラのアップが多く、やや見づらいのが残念なところ。メイキングでのセガール拳の動きを見ると、まだ動けているので、ちゃんと見せて欲しいです。「沈黙の聖戦」で競演したバイロン・マンが敵として登場し、見所になるかと思いきや、一矢も報いることができずにタコ殴りにされた挙句、爆死。そもそも、この映画のセガールは一切の攻撃を受けておらず、還暦間際にして、またも完封勝利なのでした。  

    リンク

  • A Dangerous Man(2009) - IMDb  

    動画

  • 沈黙の鉄拳 予告編

  • A Dangerous Man Trailer  

    アイテム

  • 沈黙の鉄拳[DVD]

沈黙の鎮魂歌

基本情報

米タイトル

Driven to Kill

日タイトル

沈黙の鎮魂歌

米コピー

Some fathers fight for justice... Others for revenge.

日コピー

妻よ、娘よ、カタキは俺がとる

米公開日

2009/5/19

日公開日

2010/2/3

監督

ジェフ・F・キング

あらすじ

前妻を殺され、娘を重傷を負わせたロシアンマフィア壊滅させる。

主人公

  • 名前:ルスラン
  • 職業:作家(前職:マフィア)
  • 以前は、ロシアンマフィアのボスでしたが、今では足を洗い、当時の出来事をネタに犯罪小説を書いています。(日本でいう安部譲二さん)前職がマフィアなので、言動から好戦的かつ暴力的な男に見えますが、娘の婚約者に「人には2種類いる。心の無い人間は殺しを楽しみ、何も感じない。お前や俺のような人間は苦しみを背負う」と話しているところを見ると、本心では人を殺すことについて心苦しく思っているようです。前妻との間に娘が一人、母はサンクトペテルブルクの出身。地元では若いオネーチャンたちと楽しんでいる様子です。

感想

日本でも劇場公開されることなく、ビデオリリースでしたが、出来はとても良いです。セガール拳が多く、しかも、カット割りは多いものの、セガール本人が戦っているという嬉しい内容になっています。肩がぶつかったら、半殺し。ナイフバトルで、マフィアをメッタ刺し。酒場では、伝票刺しにマフィアの頭をぶっ刺すという暴れぶりで、血の量も非常に多かったです。質屋で店員を襲い、監視ビデオテープを持ち去る悪質具合もイケてました。シリーズで初めて、邦題を一般公募した作品で、私は「沈黙の婚礼」で応募しましたが、不採用となり、涙しました。公式ページから、セガールが結果発表をしている動画を見たのですが、何回聞いても「沈黙のチンコンカン」と聞きとれてしまうので、この発音を正としたいと思います。

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沈黙の逆襲

基本情報

米タイトル

The Keeper

日タイトル

沈黙の逆襲

米コピー

なし

日コピー

2年間の“沈黙”を破り、無敵のオヤジが帰ってきた!

米公開日

2010/1/19

日公開日

2009/10/3

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

友人の娘をボディガードしながら、マフィアを壊滅する。

主人公

  • 名前:ローランド・サリンジャー
  • 職業:ボディガード(前職:刑事)
  • かつては、軍隊に所属し、その後、SWATの教官となり、現在はロサンゼルスで刑事をしています。職務中、銃撃戦で、負傷し、警察を解雇されてしまいますが、教官時代の上司から、娘のボディガードをして欲しいとの依頼で、引き受けることとなりますが、こんなに長い過去の設定、必要でしょうか?その娘さんから、家族に関する質問を受けますが、無視したので、家族構成は不明。ボディガードといいつつも、いつものノリで過剰な正当防衛をしていきます。今までのシリーズでは黙認されていましたが、今作では警察に捕まり「弁護士に連絡しろ。ここは無法地帯じゃないんだ。人を撃てばただじゃ済まん」と諭されますが、教官の政治力で釈放。結局、やりたい放題なのでした。

感想

沈黙の報復」で沈黙シリーズ完結を煽っていましたが、何事もなかったかのように継続です。今作のタイトルは「逆襲」ですが、最初に裏切った刑事は速攻で殺してしまうので、逆襲は、実は物語の主軸ではありません。友人の娘のボディガードをする話で、セガール版「ボディガード」になるかと思いきや、やはりいつもどおりの中身スカスカの無敵インチキアクションです。カーアクション、ガンアクション、セガール拳がバランス良く観れますので、沈黙シリーズとしては良作でした。

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沈黙の報復

基本情報

米タイトル

Urban Justice

日タイトル

沈黙の報復

米コピー

When revenge is personal, justice can be brutal.

日コピー

オヤジ、死に挑む。

米公開日

2007/11/13

日公開日

2007/11/24

監督

ドン・E・ファンルロイ

あらすじ

息子を殺された父親が犯人に報復する。

主人公

  • 名前:サイモン・バリスタ
  • 職業:不明
  • 過去、現在の職業は不明で、何故か警察のデータベースに自分の名前でログインできたり、出処不明の銃火器類が登場、ビデオで合気道を覚えたなど、謎の人物風に描かれますが、ただ、映画としていい加減なだけっぽいです。家族構成は、妻とは別れていて、珍しく息子がいますが、殺されてしまいます。そして、最後、犯人のところへ乗り込むぞというときに、大家さんから「報復は報復を呼ぶだけ。それじゃ、ギャングと同じ」と珍しくセガールの行動に本編からの制止が入りましたが「いいや、俺のほうがワルさ」と無視し、さらにギャングからも「クールな野郎だ、筋金入りのギャングだぜ」とワルぶりを賞賛されるという、いつもどおりを貫き通す安定の主人公でした。

感想

オヤジの映画祭第3弾にして「”沈黙シリーズ”遂に完結!?」と2度目の終焉宣言がなされましたが、やはりネタでした。今作では息子が殺されたため、すごく怒ってますが、演技はいつもと同じです。ストーリーの単純さ、セガール拳の多さなどからいって、沈黙シリーズの中では、良作の部類と云えるでしょう。ガセ情報により、関係の無いギャングたちがキャメルクラッチで絞殺され、耳を撃たれるなど、壊滅状態になり、面白可哀想なところがいいですね。あとは、ロバート・ロドリゲス監督の作品でよく見るダニー・トレホが出演するというので、楽しみにしていましたら、全く重要でない役で、ズッコけました。ドン・E・ファンルロイ監督とは、3度目のタッグということで、おそらくセガールとは仲が良く、重要人物です。

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