沈黙の研究

スティーブン・セガールの沈黙シリーズのことだけ書きます

沈黙の粛清

基本情報

米タイトル

Code of Honor

日タイトル

沈黙の粛清

米コピー

There is no honor in revenge.

日コピー

このオヤジ、無双!セガール史上、最も過激な復讐劇の幕が上がる!

米公開日

2016/5/6

日公開日

2016/8/20

監督

マイケル・ウィニック

あらすじ

セガールがギャングを処刑する。

主人公

  • 名前:ロバート・サイクス
  • 職業:?(元米軍特殊部隊)
  • 元米軍特殊部隊の大佐ですが、アフガニスタン遠征中に妻子をギャングに殺され、復讐の鬼と化して地元ギャングを処刑しています。今は何をしているのかわかりませんが、そもそも存在自体が謎というのが、この映画のキモ。詳細は感想に書きます。

感想

冒頭ギャングの麻薬取引現場に待ち伏せし、超絶射撃でギャングを殲滅していくのですが、体が大きくなりすぎて、動けないを動かないに正当化した一石二鳥のスナイパーセガールの登場です。「TRUE JUSTICE」からですかね、スナイパー役はこの作品以外でも結構出てくるので、本人もお気に入りなのでしょう。血がドバドバ飛びまくり、いつものキオニ監督作品ではないし、セガールとしてはかなり特異な雰囲気が伝わってきます。IMDBによるとセガールは48分までセリフがないとのことで、謎の男風に描かれます。そこへFBI捜査官が登場し、セガールとギャングを追い、三つ巴の戦いになるんですが、最後、セガールとFBI捜査官のいる現場が爆発し、遺体がひとつ発見されます。セガールは本当に存在したのか?FBI捜査官がセガールだったのか?みたいな謎かけエンドで終わるんですね。視聴者に解釈は委ねるというミステリー映画でたまにあるやつですが、セガール映画だけに展開、描写が雑で、整合性、伏線はおそらくないので、絶対に答えは出ません。セガール映画でそうきたか。ちょっとイラっときましたが、新しいことに挑戦という意味ではよかったかもと前向きに考えてみました。

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アイテム

沈黙の監獄

基本情報

米タイトル

Maximum Conviction

日タイトル

沈黙の監獄

米コピー

Maximum Security. Maximum Firepower.

日コピー

最高のオヤジが最強の漢と最も危険なタッグを組んだ!

米公開日

2012/11/6

日公開日

2013/1/12

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

セガールとストンコが刑務所を襲撃した傭兵部隊を殲滅する。

主人公

感想

セガール常連監督のキオニ作品に共演ストンコときたので、手堅い無敵アクションを楽しめる良作。さらにセガールの部下にブレン・フォスターという「沈黙の処刑軍団」にも出ている人がいるんですけど、この人は本物の武道家なので、出番は主演二人より少ないものの、アクションは何気に一番すごいですね。さらに、敵はマイケル・パレで、セガール作品としては異例の豪華さ。「ストリート・オブ・ファイアー」もセガールを前になすすべもなく、いびり殺されてしまうんですけれど。閉鎖作業中の監獄になぜか新しい囚人がやってくるとか、敵が清掃会社になりすまして潜入してくる清掃車にわざわざ「トロイ廃棄サービス」と書いてあるとか、最後、セガールがお金を盗んじゃうとか、アクション以外もいろいろどうかしていて楽しいです。

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アイテム

沈黙の激戦

基本情報

米タイトル

Contract to Kill

日タイトル

沈黙の激戦

米コピー

They didn't just cross the border. They crossed the line.

日コピー

スティーヴン・セガール主演・製作!“沈黙のシリーズ”最新作!

米公開日

2016/12/9

日公開日

2017/4/15

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

セガールが麻薬カルテルとテロ組織を撲滅する。

主人公

  • 名前:ジョン・ハーモン
  • 職業:元政府諜報員、現在はフリーのエージェント
  • 元政府諜報員で、メキシコ最大麻カルテルを倒したという実績があり、冒頭、アクションがあるんですが、あまりのしょぼさにひっくり返りました。冒頭のアクションって、セガールも「007」や「インディ・ジョーンズ」に憧れた世代なんですかね。セガール映画にもよくあるんですが、無関係すぎたり、しょぼすぎたりして、毎度、あまり掴みになっていないような気がします。で、麻薬取締局の依頼で、メインストーリーが始まるのですが、その麻薬取締局の男によるセガール評は「司法の世界、闇社会、両方で君の評判は比類がない。カルテルも移民税関捜査局もFBIも認める男。麻薬取締局のために働き、CIAにも近い」セガールも自身を「俺が仕事に戻ると1,000人の悪党が死ぬことになる。殺しはもううんざりだ」と語り、自他ともに認める最強です。

感想

今回のセガールは、イスラム過激派と麻薬カルテルが結託しようとするのを阻止するのがミッションなのですが、3人のチームを組み、密偵、潜入、偽装工作など「ミッション・インポッシブル」ばりの作戦を展開します。セガールの新しいチャレンジなので、評価したいところですが、難解で、何をやってるのかよく分かりません。意味が分からないので、3回見ちゃいましたけど、それでもよく分かりません。この両者を敵対させるよう工作しているというのは分かるんですけど、最後、結局、バレちゃうんですね。それで、会合場所へ乗り込み、暴力解決。拳で解決できるのであれば、ターゲットの居場所は最初から分かっていたので、その時点で倒せたのではという気がするんですが。。この映画のトリビアとしては、チームの一人に女性がいて、セガールに抱かれるシーンがあるんですが、ボディダブルを使っているとIMDBにありました。必然性のないシーンなんだけど、セガールに抱かれるの余程嫌だったのでしょうか。抱きたいセガールと抱かれたくない女優、なんか切なくなります。最後は、NGシーン集で終わりますが、特別、面白いところがなく、微妙な感じで終わります。ジャッキーの偉大さを再認識しました。

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沈黙の作戦

基本情報

米タイトル

Cartels

日タイトル

キリング・サラザール 沈黙の作戦

米コピー

In This Game, There is only One King.

日コピー

無敵のアクションスタースティーヴン・セガール主演!
麻薬王、暗殺者、FBI、S.W.A.T.…みんなまとめてかかってこい!!すべての敵をなぎ倒すセガール・アクション健在!

米公開日

2017/7/17

日公開日

2016/4/2

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

麻薬王の護送中に起きた襲撃事件をセガールが調査する。

主人公

  • 名前:ジョン・ハリソン
  • 職業:麻薬取締局特別捜査官
  • 珍しく元〜の肩書きがなく、DEAで現場捜査官の事情聴取をしています。事情聴取をしているということは現場にはおらずということで、セガール出てない系の作品ですね。キオニ監督ですので、全くというほどではありませんが、明らかに主役は事情聴取される現場捜査官のほうです。毎度のガールフレンドを抱くシーンはなく、割と硬派に見えます。

感想

セガールが現場捜査官を事情聴取して、回想形式で物語の謎が明らかになっていくという沈黙シリーズ初のアクションミステリーです。非常にチャレンジングな内容ですが、だからといって、それが成功しているわけではないというところが安定のセガールクオリティ。セガールはほぼ動かず、出番が少ないというやつですが、一番の見どころとして、セガールジョルジュ・サンピエールという格闘家が戦うシーンがあるんですね。この人は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でキャップとキレッキレの死闘を繰り広げた人なんですけれど、セガールと戦うとめっちゃしょぼく見えてしまって、本当に気の毒でした。やっぱり、見せ方ってとても大事なんだということが分かります。(動画にリンクを載せますね)さらに、wikipediaで見たんですが、ジョルジュはセガールに武術の教えを乞うためにノーギャラで出演しているということなんです。ほんとにセガールから教えてもらうことなんてあるのだろうか?と思ってしまうんですが、その純真無垢さに心を打たれました。ジョルジュはセガールを本気でリスペクトしているので、私もジョルジュを応援していきたいと思います。

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沈黙の執行人

基本情報

米タイトル

A Good Man

日タイトル

沈黙の執行人 (「リターンド・ソルジャー 正義執行人」から改題)

米コピー

なし

日コピー

最強のオヤジ! スティーヴン・セガール主演作! !
<宿命の敵>との死をかけた闘い! ! ノンストップ・アクション!

米公開日

2014/8/19

日公開日

2015/12/2

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

便利屋がマフィアに狙われた隣人を助けるため、ロシアンマフィアと中国マフィアを殲滅する。

主人公

  • 名前:アレクサンダー
  • 職業:元特殊部隊の便利屋
  • 特殊部隊での作戦中、少女を守るために負傷し、その後、ロシアで便利屋を営んでいる。近所では、ロシアンマフィアが刃物で殺害され、現場に線香と"鬼佬(グワイロウ)"というメッセージが残される連続殺人事件が発生するのですが、全てアレクサンダーの仕業。ただの殺人鬼ですね。。

感想

冒頭、タイトル「A Good Man」に添えて、中国向けなのかな?「好男人」という漢字タイトルも一緒に表示されるんですが、セガールだけに「好色人」?と一瞬見間違えました。冒頭、特殊部隊のセガールが登場し、テロリストをやっつけていきます。ボスを追い詰めるも、人質の少女を守り、爆発に巻き込まれてしまうのですが、このシーン、一瞬ですが、空を飛ぶかのような異様な角度でセガールが吹っ飛ぶので、見逃さないようにしてください。その後、引退して便利屋になるのですが、映画の描写からはどう生計を立てているかよくわからない不審者です。隣人のレナとミア姉妹と仲良くなり、あとサーシャというお兄さんがいるのですが、この兄妹の父親がマフィアからお金を借りたまま亡くなったため、借金を返済するのに、レナとサーシャはマフィアのストリップバーで強制的に働かされています。このストリップバーが頻繁に出てくるのですが、裸のお姉さんたちがうろついていて、いつものセガールの趣味が全開で安定感があります。この兄妹を流れ者っぽいセガールが助けるという人情ものの側面もあるのですが、この兄妹も、サーシャが異母兄で、ミアが幼くかなり歳が離れていて、なんかおかしいです。セガールは「鬼の包丁」という巨大ドスを振り回して、マフィアを斬り殺していくのですが、セガールがたまたまやっつけたマフィアのお金を勝手に盗んじゃうんですね。(こういうお金で生活していたのかな)そのせいで、サーシャたちがマフィアの抗争に巻き込まれて、セガールがそれを助けるという最低な物語は抱腹絶倒です。ラストも幼いミアを置いて、兄に幼い妹の面倒を任せてセガールに抱かれるレナ。ハッピーエンドなのになんか後味の悪い結末でした。キオニ監督なので、アクションは手堅く(あくまでセガールクオリティでだけど)、面白いことしか起こらない支離滅裂なストーリーはツッコミどころ満載で楽しい作品です。

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アイテム

沈黙の魂

基本情報

米タイトル

True Justice
S2, EP25 Fired
S2, EP26 The Shot

日タイトル

沈黙の魂

S・セガール劇場
第25話:沈黙の魂
第26話:沈黙の最終決戦

米コピー

Some lines should never be crossed.

日コピー

鳴り止まない、銃撃の鎮魂歌!

米公開日

S2, EP25:2012/9/19
S2, EP26:2012/9/26

日公開日

2012/12/4

S・セガール劇場
第25話:2015/2/18
第26話:2015/2/19

監督

ウェイン・ローズ

あらすじ

セガール率いる最強チームが、犯罪者たちに復讐する。

主人公

  • 名前:イライジャ・ケイン
  • 職業:元シアトル警察特別捜査隊(SIU)
  • シアトル警察特別捜査隊を辞職し、最強チームの部下4人を率いる隊長。射撃の名手かつ武術の達人。

感想

ついに完結です。今まで話がよく分からないながらも、黒幕に近づいている感は出ていましたので、決着が見届けられるものと期待していましたが、結末を先に申しますと、打ち切りENDです。シーズン3を作りたかったのでしょうが、クリフハンガーのまま、2020年現在、続編が存在しない状態です。物語は、セガールの鉄拳制裁による大量殺人事件を嗅ぎつけたFBIが介入してきて、FBI、CIAの追っ手を避けつつ、黒幕アイドランに迫るセガール隊長でしたが、最後の最後に、狙撃失敗。アイドランを逃がし、FBIの追撃にチームは離散。セガール隊長の号令「地下に逃げろ!俺が見つけに行く!」でおしまい。お疲れさまでした。シリーズ最後ということで、すべてを振り返りますと、セガールで海外ドラマは新しかったし、毎回、吹き替えの少ないと思われるセガールアクションが堪能できたのはよかったですが、もう少し物語を面白く作れないものかなとも思いました。シーズン1シアトル警察時代の1話完結が好きだったのですが、後半は風呂敷を広げ過ぎて、畳めずという、よくあるダメな海外ドラマと一緒になってしまいました。でも、なぜシーズン3が作られなかったかというより、シーズン2が作られたことが奇跡だったと前向きに考えて、最後までありがたく受け止めなければいけないと思い直した次第です。

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沈黙の刻

基本情報

米タイトル

True Justice
S2, EP22 The Conversation
S2, EP23 Dead Drop
S2, EP24 The Cut-Out Man(DVD未収録)

日タイトル

沈黙の刻

S・セガール劇場
第22話:沈黙の刻
第23話:沈黙の捜査網とロシアからの美人スパイ
第24話:沈黙の記憶(DVD未収録)

米コピー

Some lines should never be crossed.

日コピー

奪われた核兵器!全米消滅のカウントダウン!

米公開日

S2, EP22:2012/8/29
S2, EP23:2012/9/5
S2, EP24:2012/9/12(DVD未収録)

日公開日

2013/1/8

S・セガール劇場
第22話:2015/2/12
第23話:2015/2/16
第24話:2015/2/17(DVD未収録)

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

セガール率いる最強チームが、犯罪者たちに復讐する。

主人公

  • 名前:イライジャ・ケイン
  • 職業:元シアトル警察特別捜査隊(SIU)
  • シアトル警察特別捜査隊を辞職し、最強チームの部下4人を率いる隊長。射撃の名手かつ武術の達人。

感想

前作で回収した核がCIAの内通者リンチによって奪われます。そして、今まで協力してきたCIAのマーカスも裏切り者ということが分かり、セガール隊長と対決します。当然、セガールを裏切ったら、死あるのみです。マーカスはゴーストに通じる情報を普通に提供していましたが、CIAの情報をゴーストに流していたんでしょうか。そこら辺の描写が全くないので、何をしたかったのかはよく分かりません。まあ、こういうのはセガール映画ではよくあることなので、深く考えないことです。情報屋のエディも裏切り者で、シムズによって制裁。あと、アナというロシア人工作員が出てくるのですが、セガール隊長の恋人らしく、再会していきなり服を脱ぎ、抱かれます。唐突で、何かがおかしいのですが、別のセガール映画でも全く同じようなシーンを見たことがありますので、セガールにとっては普通のことです。このロシア人工作員も恋人以前に職務上、どういう立場でセガールと協力関係にあるのかがよく分かりませんが、一緒に核を取り戻すべく、チームに入ります。新生チーム集めに協力した工作員カステロも再登場し、チームに加わり、終盤なのに、敵、味方が一気に増え、話がややこしくなりました。セガールもそこらへん理解しているのか「沈黙の記憶」という今までのふりかえり回を作って、話を整理しようとはしています。それでも、ややこしいのですが、さらにややこしいことに「沈黙の刻」DVDには未収録です。セガール劇場でしか見られません。これは、セガールのせいではないけれど、ちょっとひどいです。完全版を観るには、セガール劇場です。

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