沈黙の執行人
基本情報
米タイトル
A Good Man
日タイトル
沈黙の執行人 (「リターンド・ソルジャー 正義執行人」から改題)
米コピー
なし
日コピー
最強のオヤジ! スティーヴン・セガール主演作! !
<宿命の敵>との死をかけた闘い! ! ノンストップ・アクション!
米公開日
2014/8/19
日公開日
2015/12/2
監督
あらすじ
便利屋がマフィアに狙われた隣人を助けるため、ロシアンマフィアと中国マフィアを殲滅する。
主人公
- 名前:アレクサンダー
- 職業:元特殊部隊の便利屋
- 特殊部隊での作戦中、少女を守るために負傷し、その後、ロシアで便利屋を営んでいる。近所では、ロシアンマフィアが刃物で殺害され、現場に線香と"鬼佬(グワイロウ)"というメッセージが残される連続殺人事件が発生するのですが、全てアレクサンダーの仕業。ただの殺人鬼ですね。。
感想
冒頭、タイトル「A Good Man」に添えて、中国向けなのかな?「好男人」という漢字タイトルも一緒に表示されるんですが、セガールだけに「好色人」?と一瞬見間違えました。冒頭、特殊部隊のセガールが登場し、テロリストをやっつけていきます。ボスを追い詰めるも、人質の少女を守り、爆発に巻き込まれてしまうのですが、このシーン、一瞬ですが、空を飛ぶかのような異様な角度でセガールが吹っ飛ぶので、見逃さないようにしてください。その後、引退して便利屋になるのですが、映画の描写からはどう生計を立てているかよくわからない不審者です。隣人のレナとミア姉妹と仲良くなり、あとサーシャというお兄さんがいるのですが、この兄妹の父親がマフィアからお金を借りたまま亡くなったため、借金を返済するのに、レナとサーシャはマフィアのストリップバーで強制的に働かされています。このストリップバーが頻繁に出てくるのですが、裸のお姉さんたちがうろついていて、いつものセガールの趣味が全開で安定感があります。この兄妹を流れ者っぽいセガールが助けるという人情ものの側面もあるのですが、この兄妹も、サーシャが異母兄で、ミアが幼くかなり歳が離れていて、なんかおかしいです。セガールは「鬼の包丁」という巨大ドスを振り回して、マフィアを斬り殺していくのですが、セガールがたまたまやっつけたマフィアのお金を勝手に盗んじゃうんですね。(こういうお金で生活していたのかな)そのせいで、サーシャたちがマフィアの抗争に巻き込まれて、セガールがそれを助けるという最低な物語は抱腹絶倒です。ラストも幼いミアを置いて、兄に幼い妹の面倒を任せてセガールに抱かれるレナ。ハッピーエンドなのになんか後味の悪い結末でした。キオニ監督なので、アクションは手堅く(あくまでセガールクオリティでだけど)、面白いことしか起こらない支離滅裂なストーリーはツッコミどころ満載で楽しい作品です。