沈黙の研究

スティーブン・セガールの沈黙シリーズのことだけ書きます

沈黙の達人

基本情報

米タイトル

Attrition

日タイトル

沈黙の達人

米コピー

A Story of Kung Fu and Honor

日コピー

伝説の殺し屋たちから娘を奪還せよ!

米公開日

2018/9/24

日公開日

2018/11/5

監督

マチュー・ウェシュラー

あらすじ

元傭兵の医師が悪人に拐われた娘を助ける

主人公

  • 名前:マックス
  • 職業:医師(元傭兵)
  • 物語の始まりは傭兵なんですが、人を殺しすぎたことを悔い改め、僧門に入りますと誓い、ミャンマーのモンラという町で医師をしている。町の人からは困りごとの相談などを受け、かなり頼りにされている様子。

感想

元傭兵の設定ではあるものの、香港を中心に活躍するルイス・ファン、ユー・カンを迎えてのセガール映画にありそうでなかった本格カンフー映画です。若い時に見たかったという意見もあるかと思いますが、カンフーアクションがまあまあ見れるので、セガール髭時代の作品群の中ではだいぶまともな一作になっています。この映画は編集が上手で、スタントを交えているとは思いますが、かなりの本人によるセガール拳をいい感じに見せてくれます。さらにセガールの技が決まる度に相手から出血する演出もエグ味があり、面白いですね。ストーリーは拐われた町の娘を助けるために悪い奴と戦うだけなんですけれども、ジャッキー・チェンでもアクションはすごいけど、物語はなにコレ?みたいのたくさんありますからね。よくある香港映画のようなものと寛容さを持って接すればそこまでひどくはないはずです。共演者について、ユー・カンはよく知らないのですが、ルイス・ファンはドニーさんの「イップマン」にイップマンの友人として出ていた人で、彼のアクションはこの映画においても素晴らしいです。褒めてばかりですが、この映画にはさらに面白いシーンがあります。エンドロールなんですが、セガールがいきなりギターを弾いて歌い出し、出演者のみんながパーティーをしているという本編とは全く関係のない映像で締め括られます。これは、セガールが2006年に発表したアルバム「mojo priest」の「BBQ」という曲なんですが、なんでこんな古い楽曲を今更、映画にぶち込んできたのか全く不明です。他にも「mojo priest」の曲がクレジットされていたので、本編にも使われているのでしょう。大抵はつまらない内容に憤慨して終わる沈黙シリーズですが、本作はこのセガールライブのおかげで、インド映画のように微笑ましく、清々しい気持ちで映画を見終えることができました。

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