沈黙の研究

スティーブン・セガールの沈黙シリーズのことだけ書きます

沈黙の銃弾

基本情報

米タイトル

End of a Gun

日タイトル

エンド・オブ・ア・ガン 沈黙の銃弾

米コピー

Where justice prevails.

日コピー

最強オヤジ、今度はパリで大暴れ!

米公開日

2016/9/23

日公開日

2016/11/2

監督

キオニ・ワックスマン

あらすじ

潜入捜査官がチンピラに絡まれた女性を助け、助けた女性と一緒にチンピラの金を盗む

主人公

  • 名前:マイケル・デッカー
  • 職業:捜査官(元爆発物取締局)
  • 公式の紹介文には元爆発物取締局とありますが、本編では警察辞めたくらいのことしか言及がなかった気がします。現在、何の捜査をしているのかについても全く触れられないので、一見、無職のヤバイおじさんにしか見えません。金より誇りが大事なんだとナレーションで何度も語りますが、チンピラのお金を普通に盗み、助けた女にも裏切られ、結局、何がしたかったのか、どういう人物なのか謎のまま映画は終わります。

感想

本作はセガールがちゃんと主人公で、アクションはセガール主体になっているところはいいですね。最後も「沈黙の戦艦」オマージュのようなナイフバトルがあり、目を引きますが、結局、滅茶苦茶なストーリーが最も印象に残ります。沈黙シリーズでは、ストーリーが滅茶苦茶なのはよくあることですが、この作品は登場人物が少なく、シンプルな構造だけに、滅茶苦茶ぶりが余計際立っています。主人公のところにも書きましたが、どういう人物かよく分からない主人公がたまたま助けた女性と組んで、さっき射殺したチンピラのお金を盗みに行くって、これは一体の何の話なのか。主人公の言動も最初から最後まで意味不明で、いつもは邦題の意味が分からないと文句を云いがちな沈黙シリーズですが、今回は原題「End of a Gun」にも関わらず、銃に頼りがちなセガールも意味不明です。90分でも内容が濃密で面白い映画は存在しますが、ここまで訳分からないのも、逆にスゴいなあと思います。

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