基本情報
米タイトル
General Commander
日タイトル
沈黙の終焉
米コピー
This is More Than Revenge. This is Redemption.
日コピー
セガール引退
ここが、最後の戦場
米公開日
2019/5/28
日公開日
2019/1/11
監督
フィリップ・マルチネス
ロス・W・クラークソン
あらすじ
臓器売人の調査中に同僚を殺されたCIA捜査官が仇を討つ
主人公
- 名前:ジェイク・アレクサンダー
- 職業:CIA捜査官
- 現場に居合せながら、銃を突きつけられた同僚を助けることができなかったセガールですが、最後にも別の仲間が同じ状況になってしまったときに、過去のトラウマがフラッシュバックし、咄嗟に動くことができません。セガールにも人間味を演出したかったのだと思いますが、今まで無敵キャラしか演じてこなかっただけに、違和感しかありません。本作最大の見どころです。
感想
冒頭、CIAであるセガールの部下が臓器売買の現場に潜入捜査し、チームでバックアップしていくシーンは、なかなか緊迫感があり、まさかの傑作誕生かと思いきや、この後はいつもどおり、意味不明の中途半端なアクション映画になります。主人公のところにも書きましたが、ここで部下が殉職し、その後、CIAはセガールチームを解散させるのですが、なぜ解散しないといけないのかがよくわからず、セガールが独自チームを作りたかったからという演出上の都合だけが優先されたように見えます。セガールが仇討ちのために結成したチームが原題になっている「General Commander」で、メンバーは「暗殺のエキスパート」「凄腕のスパイ」「天才ハッカー」「格闘技の達人」「武器のエキスパート」「最強のオヤジ」。予告編のテロップなんですけど、ひとりだけおかしな肩書きの人がいますね。セガールがチームを組むといえば「沈黙の激戦」などありましたが、特別、みんなに見せ場があるでもなく、物語は地味に進行していきます。そもそも、このチーム結成時点で残り上映時間30分。仲間が死んで、残ったメンバーが悲しむパートが無駄に長く、アクション映画のはずなのにアクションめっちゃ少ないです。そして、また主人公のところに書きましたトラウマセガールに繋がり、事件決着。その後も少し続きがあり、CIAがセガールをつけ狙い、爆撃して終了するんですけど、これも要りましたかね?セガールが死ぬわけないというのもあるんですけど、CIAがなぜセガールを消したいのかがよく分からない。ポカンとしているところへ、エンドロールで映画テーマ曲「General Commander」がノリノリで流れてくるのですが「腕をへし折るセガール 分裂すれば倒れる」という歌詞があり、意味は分からないが、面白いです。(動画にリンク貼りますね)IMDBのトリビアによると、元々はテレビシリーズ用の企画だったらしく「True Justice」みたいのがやりたかったのでしょうが、実現には至らなかったようです。沈黙シリーズ再量産の瀬戸際だったということになります。うーん、良かったのか、悪かったのか。